1073のブロックダイヤグラム
1073のブロックダイヤグラムのハイライト部分に注目する。
(AMS NEVEの資料より抜粋)
まずLine I/P (Inputの略) から入力された信号は先日ebayで購入した31267というトランスに入り、
SENSITIVITY SWITCH(ゲイントリム)へと送られる。
マイク入力とライン入力の両方を備える1073は、
このゲイントリム用のつまみを功名に使うことによてそれぞれの入力の切り替えもおこなっている。
ゲイントリムを通過した信号はBA283AM(誤植で正しくはBA283NV)という名の三角形を経てEQのスイッチへたどり着く。
EQを入れない場合信号は図下部のEQ回路を通ることなくそのまま再びBA283AMという三角形へ向かい、無事Outputより出力される。
31267はラインインプット用の入力トランスなのでよしとして、BAなんたらとはなんじゃということになる。
これがそのBA283である。
手作り感あふれる基盤に結構部品がぐちゃぐちゃに配置されいている。
この適当さがアメリカをあそこまでのしあげたのだと今更ながらに痛感する部品配置である。
日本人もこれくらいルーズになれたら・・・
日本人じゃなくなるんだろうな。
BA283AV
このカードの端子には向かって左からA,B,C,D,E,F,H,J,K,L,M,N,P,R,S,T,U,Vとそれぞれアルファベットの名前がついている。
A端子からM端子までをBA283AM、N端子からV端子までをBA283NVとNEVEではよんでいる(突っ込みはガンマンね)。
BA283NV(前段)はトランジスタを三段使用したインプット向けの増幅回路であり、BA283AMはアウトプット用の出力増幅回路である。
つまり入力された信号を増幅し、出力するための全ての機能が備わった二回路構成のカードがBA283AVである。
完全にクラスAディスクリート回路なためインピーダンスには注意が必要な上、
LO1166というアウトプットトランスがBA283の回路の一部として盛り込まれてあるため、
これが無いと全く動作しない。
シンプルな信号経路
1073のブロックダイヤグラムとBA283AVの機能をまとめると、細かいスイッチを省いた信号経路は
入力 > 31267 > BA283AV > LO1166 > 出力
とたったトランス二個にカード一枚で済むことが解る。
この回路構成があの伝説の音といわれるHAの心臓部だと考えると、不思議と身近に感じる。
ちなみに余談だが、入力トランスを31267から10468に置き換えるとマイク用になる。


pizyzudim…
Layered Bob Haircut And Pictures …
トラックバック by pizyzudim — 2009 年 8 月 26 日 @ 9:56 AM